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≪ プランバナン遺跡・ロロジョグラン寺院 ≫

Prambanan ヒンドゥー教寺院
Candi Lolo jonggrang

プランバナン遺跡・ボロブドゥール遺跡・古都ソロ、バリ島 (1)
11/06/15 〜 11/06/20





プランバナンは、周辺の遺跡群の総称であり、 中心となる寺院が、ロロ・ジョグラン寺院である。
ロロ・ジョグラン寺院自体も、シヴァ聖堂を中心に、6つの大きな聖堂・尖塔がと小堂群で構成されている。

建立は、856年頃。  この頃の中部ジャワは、北部を仏教国シャイレンドラ王朝が支配し
南部は、サンジャヤ王朝が支配、、、両国は婚姻関係で友好的に交流。
832年シャイレンドラ王の死去の後継問題で、サンジャヤ王国が実権を握る。

仏教国シャイレンドラ王朝が、ボロブドゥール寺院を建立し(780年〜)
ヒンドゥー教国サンジャヤ王朝が、ロロ・ジョグラン寺院を建立している。(856年〜)
ロロ・ジョグラン = 細身の処女



ロロ・ジョグラン寺院の中心部を、、東の正面から見る。   午前9時過ぎの帰路に撮影

ナンデイ堂おt奥の主堂シヴァ聖堂が重なっている。




東の正面からのロロ・ジョグラン寺院全景          午前8時過ぎに訪れた時は、曇天で太陽の光線があたらない。

↑  この位置からだと、塔が重なって全ての聖堂は見えていない。  ↑




↓ 少し南に下がって撮影、 6+2+1 の塔が確認 ↓



↓ 衛星写真で位置関係を把握 ↓

西(左) に 北から順に
ヴィシュヌ聖堂 高さ23m
シヴァ聖堂 高さ47m
ブラフマー聖堂 高さ23m

東は、ヴァーハナ堂(乗り物堂)で
ガルーダ堂 (ヴィシュヌの乗り物)
ナンディ堂 (シヴァの乗り物)
ハンサ堂 (ブラフマーの乗り物)

其々の入口は向かい合っている。
(シヴァ聖堂だけ、東西南北に階段がある。)

センターラインの北と南に小さなアピト堂が2つある。
周辺に整然と並んだ四角は、、崩壊状態の小祠堂群
プランバナン遺跡全景とGPS軌跡


今回は、セウ寺院は訪問できず。



正面入口の参道から入る。  塀で囲まれた中心部の境内の外側には、小祠堂群が234堂、、殆んどが崩壊している。

← 数少ない復元された小祠堂    ↓ 崩壊のままの小祠堂



左の境内を囲む壁






■  ナンディ堂  ■


境内に入ると、ナンディ堂の裏面を見る事になる。 入口はシヴァ聖堂の方向にある。





この時点で既に、、壁面の彫刻の素晴しさが迫ってくる。





それぞれが  彫が深く、均整のとれたスタイル、、魅力的なポーズ




端正な顔立ち、、








インドやクメールの彫刻も其々に素晴しいが、、ジャワはジャワの繊細な素晴しいがある。





↓  ナンディ堂裏から南(左)の方角(ハンサ堂とアピト堂、ブラフマー聖堂が見える)     
                        北(右)の方角(ヴィシュヌ聖堂、アピト堂、ガルーダ堂、が見える) ↓



ナンディ堂北壁














ナンディ堂正面
聖堂内には、、ナンディ




ナンディ像の左右に彫像



ナンディ堂の回廊、、、ストゥーパ状の彫刻が立並んでいる。




ナンディ堂回廊の間から覗いたシヴァ大聖堂




南に位置するハンサ堂 (ハンサ=鵞鳥、白鳥、鷲)






■   ガルーダ堂  ■


南壁




南壁








■ ■   シヴァ大聖堂    ■ ■


↓  アピト堂、ブラフマー聖堂、  シヴァ大聖堂   ヴシュヌ聖堂、アピト堂  ↓




ブラフマー聖堂、  シヴァ大聖堂   ヴシュヌ聖堂




シヴァ大聖堂の東の正面階段、  シヴァ寺院だけが東西南北に4つの階段・出入口がある。

残念ながら、シヴァ大聖堂だけが入場禁止となっていた。
以前は、内部に入場した情報であふれているので、最近の一時的な入場禁止かもしれない。

2012/11 2度目のジャワ島訪問のシヴァ神殿入場記へ


東の入口のガーラ像




北の入口のガーラ像
ブラフマー聖堂回廊の間から覗いたシヴァ大聖堂南入口



↓ シヴァ大聖堂は入場禁止なので、ガイドブックより内部データ引用 ↓


本尊のシヴァ神像 高さ3m

アガスティア像
← 南 ↓ 西 ↓ 北 →

ガネーシャ像
ドゥルガー女神像(シヴァ神の妻)

一段と壮麗なシヴァ神殿、、彫刻群も素晴しいものであろうが、、入場禁止で残念でならない。
( 回廊には、ラーマーヤナのレリーフが彫られている。 )





■  ブラフマー聖堂  と  シヴァ大聖堂    ■






ブラフマー聖堂




入口は東向きに一つだけ








ブラフマー聖堂の内部の本尊、、三面四臂のブラフマー神像



回廊には、ラーマーヤナ物語のレリーフがシヴァ聖堂から続いている。




回廊を左回り (北) に回り、主だったレリーフだけを撮った。
全部撮りたかったが、時間と気力が続かない、、、


↑ 弓を引いて戦いの場面 ↑




↑  双子を生んだシーター  ↑







端正な顔の造形、、動物達に囲まれ淑やかさが感じられる。





















↓  ラーマに殺された悪魔の王ラーヴァナ  ↓










■   ハンサ堂   ■





■  ??   ■

ブラフアー聖堂の前で撮ったのだが、、どの寺院なのか確認が取れない。



位置情報のある写真で、この光景を探すのだが、、全く判らない。


小さなお堂なのだが、、彫刻は繊細で表情豊かである。














北のヴィシュヌ聖堂へ移動


ヴィシュヌ聖堂から南を見る。  左手手前がナンディ堂、、右の大きいのがシヴァ大聖堂




■   (右) ヴィシュヌ聖堂  ■





ヴィシュヌ聖堂




ヴィシュヌ神




回廊のレリーフを 左回りに回り、撮る。












聡明、冷静な表情、、、ジャワ島にこれ程の感性を持ち合わせた工房、職人集団がかつて存在していた、、とは、、
























モロー etc 幻想的な雰囲気を醸し出している、、、恐るべし ジャワ文明





初めての訪問なので、、、何か相当なものがありそうだと期待はしていたが
心の準備を遥かに越える素晴しさと豊富さに、冷静に整然と撮る事はできなかった。
パッと見て、印象に残るものを、サッと撮ってしまっただけに過ぎない。



聖堂のある境内から北に出る。  境内を取り囲む小祠堂群の崩壊跡




見たから境内内の聖堂群を見る。



9時には青空となっていた。





東の正面に戻り、、土産物屋の並ぶ駐車場へ、、





土産物屋は市場の如く並んでいる。

最初の言い値は、ボロブドゥールの半値。

ボロブドゥールで、1面3000円の言い値で、
最終 2面500円で買った仮面が、
1面1000円まで下げて迫ってきた。


大満足のプランバナン見学の後、バスで古都ソロに向う。


一般の観光情報は、ボロブドゥールのついでに紹介される程度であったが、、
僅かな写真から、、プランバナンには、、情報以上のものがあるに違いないと
東南アジアにしては割高な旅行費用を出す気になった私の判断は、大正解であった。





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