■ 02-11-03 に2度目の大杉谷に行きました。そちらの山行記が画像91枚の大作です。<2度目の大杉谷へ>
1999年11月13日 晴れ、山上は強風
* 近鉄大和上市駅8:30発の大台ケ原行きバス、10:20着
この時期になると一人で安全に登れる山は限られてくる。 ある程度込み合う山、しかもある程度標高のある山、<日ノ出ガ岳1695mからの谷下り>まあ妥協するしかない。
大蛇岩(グラ)はすごい風、飛ばされそう、南西の眺望は、地蔵・釈迦・仏生岳・大普賢・山上ケ岳とすこぶる良好。 牛石ケ原、正木嶺と多くのハイカーとすれ違いながら日ノ出ガ岳へ。尾鷲湾の眺めも結構すばらしい。山頂から海が身近に見えるのはあまり経験がない。(アルプス中心登山だから) 昼食は梅干まみれのおにぎりで軽く済ませ石楠花尾根へ。こちらに来ると人ごみとは縁がない。黙々と樹林の中の急下降だ。鎖あり見るものなし、イノシシでも出そうなので時々声を出しながら下るのみ。
立派な堂倉非難小屋、学生さん達で早くも満員だ、意外。粟谷小屋を左に見ながら(泊まろうかと一瞬迷う)桃の木小屋へ。鎖・梯子・手摺・急坂と結構きつい。やっと堂倉滝吊橋、右の滝を見て一息付く。与八郎滝・隠滝・光滝と変化に富んだ景色を楽しみながら廊下のへつりを徐々に高度を下げる。 黒部の下の廊下のように高度感はないが、結構楽しめるものだ。七ツ釜滝を右にみて桃の木小屋へ急ぐ。
5時13分着少し遅すぎた。家を出たのが早朝5時前、5時12分の始発に乗っても大台ケ原バス10:20着だから仕方がないか! おまけに大蛇岩(グラ)まで余分にまわっている。
桃の木小屋は、すべてが事務的対応で味気ないが、風呂あり、布団1枚に一人でゆったりと寝れる。
* 6時出発、宮川第3乗船場11:15の予約だ。
平等岩(グラ)、ニコニコ滝、シンガ淵(少し神秘的な雰囲気)、千尋滝と、他のグループと抜きつ抜かれつ下る。 紅葉は、早いのか遅いのかほとんど見られないが、へつりあり、鎖あり、岩切水平道あり、吊橋ありと楽しめる下りだ。 宮川貯水池の観光船10分間の乗船で1200円だ、ぼったくりと言う以外ない。12時の村営バスでJR三瀬谷経由で近鉄松阪へ。 うまい松阪肉を楽しみにしていたのだが、松阪駅近くの肉屋併設のレストランはひどかった。 まともな店が見つからなかった。残念! 立ち寄った街でレストラン・喫茶店で美味に出会えるのを楽しみにしているのだが。 まあ、今回は大杉谷の期待以上の景観だけで満足しよう!