≪ パガニーニ、ヴァイオリンとギターの為の作品CD(甘美の極地) ≫

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写真豊富な、のぶながワールド NICOLO PAGANINI , Violin and Guitar

 派手なヴァイオリン協奏曲に隠れて、表立って話題にされることはないが、
魅力溢れる至福の音楽 <ヴァイオリンとギターの為の曲集>をパガニーニは多数作曲している。
( これらの曲を知ってから30年以上経つが、未だに他人様から話題にされたことはない)

 CD も意識して探した訳ではないが、結構な枚数が集まっていたので、画像付きでリストアップしてみた。


★ NICCOLO NICOLO PAGANINI (1782〜1840)
既に大芸術家として知られていた19歳の時
1801年〜1805年の4年間、突然表舞台から姿を消し
1人の若い未亡人と甘い生活に浸りきっていたと言う。
ピサ近郊の彼女の大邸宅で、領地の管理と音楽三昧の4年間に、ギターを奏する若い未亡人の為に作曲したのが、ヴァイオリンとギターの為の曲である。
全てがその時の作曲ではなさそうだが、溢れんばかりのロマンチックムードが若きニコロ・パガニーニから離れることは無い。

★ 作品 2 と 3 、8のソナタ
18曲からなるチェントーネソナタ Centone di Sonate
Duetto Amoroso 等多数の変奏曲
ギターと弦楽の為の4重奏曲集
ギターソロソナタが30数曲、、と小品ばかりであるが
作曲された環境、、甘い恋人だけで演奏する為に作られたのだから、、音楽は 甘美 + 陶酔 とありきたりの言葉では物足りないムードに満ち溢れている。












←↓<ロッシーニ邸での集い>
ROSSINI と並ぶ PAGANINI
ピアノを弾くのがLIST


名声を欲しいままに58歳まで生きたパガニーニの
若さを満喫した20歳前後の甘い甘い音楽


<TELDEC 4509-97974 (1995) 2枚組>
Violin:GYORGY TEREBESI
Guitar:SONJA PRUNNBAUER
Op.2 Six Sonatas
Op.3 Six Sonatas
Centone Di Sonate,Lettera A , etc


 ← <出会いの1枚>
今から30年程前、
CDの出現など想像だにしないレコードの時代
自動車で営業の途中、カーラジオから流れてきた甘美なメロディに驚いて、そのまま馴染みのレコード屋に直行。
その時あったのか、その後、探し当てたのかは記憶が定かではないが、輸入版のレコードで1集、2集として発売。
磨り減ってヴァイオリンの音色が変わってしまうまで聴いていた思い出の録音である。

CDになって聞いてみると、思い出とはダイブ違って聞こえる。 レコードではとろける様に甘く聞こえていたと思ったのだが、CDではヴァイオリンがやや鋭く、ギターが控えめ。
1974年の録音なんだから、、


↑ <DYNAMIC CDS148> 1995
CENTONE di SONATE 1巻(6曲他)
1995年録音
←↓↓お気に入りのシリーズ
CENTONE di SONATE 18曲
Violin:LUIGI ALBERTO BIANCHI
Guitar:MAURIZIO PREDA

ヴァイオリンは 1716年製 Stradivari "Colossus"使用

演奏ムードも音色も、甘く甘く心地良い。
これらの曲本来の魅力を醸し出す、、
さすがにパガニーニの誕生の地ジェノヴァ Genoa の
Dynamic社の面目躍如たる録音である。
↓ <DYNAMIC CDS84> 1993
CENTONE di SONATE 2巻(6曲)
1991年録音


↓ <DYNAMIC CDS34> 1993
CENTONE di SONATE 3巻(6曲)
1991年録音




← <DYNAMIC CDS62> 1993
SONATE Op.2(6曲)
SONATE Op.3(6曲)
Duetto Amoroso(10曲) , etc

Violin:Franco Mezzena
Guitar:Adriano Sebastiani
1989年録音

Duetto Amoroso を初めて聞いた時の驚き、、
<始まり→願い→調和→内気→歓び→諍い→平和→愛の標→別れの知らせ→別離>
この目立つメロディーはなんだッ!
ミエミエの曲想なんだけれど、
なんと魅力的なことか!


← <DYNAMIC CDS152> 1996
Duetto MS-110 (6曲)
Notturno MS-15(4曲)4重奏
Quartetto N.7 MS-34

Violin:Bruno Pignata
Guitar:Pino Briasco

1995年録音

M.S.番号は、
Moretti-Sorrento のパガニーニカタログ番号の略



← <DYNAMIC CDS43/1-2> 2枚組 1993
Lucca で1805〜1808年に作曲されたSONATE 30曲
 Frassinet 夫人に捧げられた12曲
 Felice Baciocchi に捧げられた6曲
 T. 夫人に捧げられた6曲
 Princess Napoleone に捧げられた6曲
                   1985年録音
Violin:LUIGI ALBERTO BIANCHI
Guitar:MAURIZIO PREDA
使用ヴァイオリン:
 Stradivari 1709 Nachez
 Stradivari 1692 Falmouth
 Stradivari 1707 Rivaz


← <DYNAMIC CDS294> 2000
Lucca で作曲されたSONATE Vol.2
 Op.3 6曲(MS-133)
 Op.8 6曲(MS-134)
 Duetto Amoroso(MS-111)
                   2000年録音

Violin:LUIGI ALBERTO BIANCHI
Guitar:MAURIZIO PREDA

↓ アメリカの録音 ↓
Violin:Scott St.Johm
Guitar:Simon Wynberg
NAXOS 8.550690 (1994)
Sonata Op.3(6曲)
Barucabaによる変奏曲 ,etc

1994年録音
NAXOS 8.550759
Sonata Op.2(6曲)
Duetto Amoroso ,etc

1993年録音

↑ Naxos の録音は悪くは無いが、本場Genoa の Dynamicの流麗さに比すると、硬く感じられる。 ↓

↓ ↓ ↓ カナダ録音
Centone Di Sonata 18曲
Violin:Moshe Hammer
Guitar:Norbert Kraft
NAXOS 8.553141 (1994)
Centone Sonata 1〜6

1994年録音
NAXOS 8.553141 (1995)
Centone Sonata 7〜12

1994年録音
NAXOS 8.553141 (1996)
Centone Sonata 13〜18

1995年録音


以下、必ずしもギター関連とは限らない曲を含む。



← <DYNAMIC CDS120> 1995
In Cor Piu Non Mi Sento (主題と8変奏)3重奏
3 Duetti
Divertimenti Carnevaleschi 3重奏

Violin :Stefan Milenkovich
Cello :Riccardo Agosti
2nd Violin :pier Domenico Sommati
                1995年録音



← <DYNAMIC CDS01> 1990

Barucabaのテーマによる60の変奏曲 ,MS-71
 他 歴史的録音(初めての放送、トスカニーニ等)
 (ギター伴奏無し)

Violin :Salvatore Accardo with Paganini Violin
(Guarneri del Gesu 1742,イル・カンノーネ ? )
            1969年録音



← <DYNAMIC CDS03> 1994
MS-1, Variazioni sulla Carmagnola
MS-81, Inno patriottico con variazioni
MS-72, Moto Perpetuo in Do magg.Op.11
MS-82, Tema variato
MS-59, Variazioni sul Carnevale di Venezia

Violin:Franco Mezzena
Guitar:Adriano Sebastiani

 録音1979〜1991



← <DYNAMIC CDS27> 1989
Le Couvent du Mont St.Bernard

Violin:Franco Mezzena
 オーケストラ、合唱 他 (ギター無し)

              1983年録音



← <DYNAMIC CDS01> 1990
ギターと弦楽の為の3重奏曲全5曲

Violin:Dora Bratchkova, Gotz Hartmann
Guitar:Adriano Sebastiani
     他

           1992年録音
↓ ↓ ↓
チェントーネソナタ、作品2,3よりの抜粋や大ソナタ等
↓ <Rivo Alto CRS8901>
Centone Sonate,Sonata Op.3より
Violin:Giuliano Carmignola
Guitar:Massimo Scattolin
↓ <Mandala Man4849> 1995
Centone Sonate,Sonata Op.3より
Violin:Clara Bonaldi
Guitar:Christian Chanel
↓ <D.G. MDG6031169> 2003
Centone Sonate,Sonata Op.2より
Violin:Rainer Kussmaul
Guitar:Sonja Prunnbauer




← <Hungaroton HCD-31478> 1994
チェントーネソナタ、作品3よりの抜粋

Violin:Miklos Szenthely
Guitar:Daniel Benko
↓ 作品全集 for
 Violin and Guitar
 Alto and Guitar
 Mandolin and Guitar

Violin,Alto,Mandolin:Marco Fornaciari
Guitar:Adriano Sebastiani



← <fone 2004-2009> 6枚組
 (曲目明細)
Sonate di Luccca 36曲
Sonate OP.2 6曲
Sonate OP.3 6曲
Sonate Napoleon, Sonate Maria Luisa
Centone di Sonate 18曲
Variazion Sul Barucaba 60曲
Duetto Amoroso 10曲
Gramde Concerto
Sonata per La Grandviola
Sonata Concertata
Gran Sonata per Chitarra, Serenata,
Serenata per Pvene, Minuetto, Andantino,
Allegro Moderato, Variazioni Sulla,
Allegro Vivace a Movimento perpetuo

↓ ↓ ↓
ギターソロ曲で、ロマンチックな演奏であるが、
ヴァイオリンの甘い音色がない分、耽溺の手前で聞いておれる。
Guitar: Frederic Zigante

<ARTS 47192> 1995
Sonata 1〜16
1988年 Torino 録音



<ARTS 47193> 1995
Sonata 17〜37
1988年 Torino 録音



<ARTS 47194> 1995
Grand Sonata 他小曲集
1988年 Torino 録音





<DYNAMIC CDS184> 1997
3 Duets For Violin and Bassoon, MS-130, etc
Violin: Salvatore Accardo
Bassoon: Claudio Gonella
Piano: Bruno Canino

1997年録音
<Bongiovanni GB5507> 1990
4重奏、3重奏、2重奏
Violin: Ruggero Ricci
Viola: Augusto Vismara
Cello: Luca Signorini
Guitar: Stefano Cardi



↓ ↓ 弦楽とギターの為の4重奏曲全集 ↓ ↓
Violin: Bruno Pignata
Viola: Lorenzo Lugli
Cello: Paola Mosca
Guitar: Giuseppe Briasco
5枚組 1994年発売
↓ <DYNAMIC CDS17/1-2> 2枚組
1986年録音

↓ <DYNAMIC CDS46>
1988年録音

↓ <DYNAMIC CDS80>
1991年録音

↓ <DYNAMIC CDS98>
1991-93年録音

↑ 2重奏のような甘美さとは無縁だが、軽快に聞けるので、抜粋のMDを作り自動車で聞いている。 ↑

<Fonit Cetra CDC13> 1986
ギター4重奏曲14、15番、Seenata
Violin: Sylvie Gazeau
Viola: Alfonso Ghedin
Cello: Rocco Filippini
Guitar: Carlos Bonell
1982年録音


<Fonit Cetra CDC22> 1987
弦楽4重奏全集(3曲)
Violin: Salvatore Accardo
Violin: Sylvie Gazeau
Viola: Alfonso Ghedin
Cello: Rocco Filippini
1982年録音



↓ <DGG 437837> 1993
Sonata Concertata MS-2
Sei Sonata MS-27, Op.3
Grand Sonata MS-3
Centone di Sonate MS-112 ,etc

Violin: Gil Shaham
Guitar: Goran Sollscher



↓ <CBS mk34508> 1976
Centone di Sonate Op64-1
Sonata No.6 Op3
Sonata Concertata, etc

Violin: Itzhak Perlman
Guitar: John Williams

↑ 巨匠の演奏となると、隅々まで神経が行き届き、甘美さより緊張感が優先する。 ↑
これらの曲は、「知 」 の入らない 「情 」 だけの世界に溺れていたい。

↓ <EMI CC33-3410>
24曲の奇想曲,プリースOp.1
Violin: Itzhak Perlman
1972年録音



↓ <01612-67092>
24 Caprices
Guitar: Eliot Fisk
1991年録音

↑ なんとギターで演奏したゲテモノ ↑




↓ <DYNAMIC CDS 66> 1994
24 Capricci Op.1, MS-25
Violin: Leonidas Kavacos
1989-90年録音

↓ <DYNAMIC CDS 165> 1997
Carnevale di Venezia
La Canpanella, etc
Violin: Stefan Milenkovich
(C.Camilli,Mantova 1738)
Piano: Massimo Paderni
1996年録音


↓ <Decca 440293> 1994


← バイオリン協奏曲2番をギターで演奏
 オマケに サラサーテのチゴイネルワイゼンも演奏

Guitar: Nicola Hall
Orch: London Mozart Players
Dir: Andrew Litton

ジャッケトにつられてフラッと買ったもの

知らない曲に出会い、魅せられてしまうと、、、

他にも知らない素晴らしい曲があるのではないだろうか!!

珍しいものを見つけると、ついつい買ってしまった結果、貯まってしまったものだ。


以下は、↓ 誰でも知っている協奏曲 等
ジャケットを見ただけで、演奏は想像できてしまう。
買うスリルは全く無い。

↓ <EMI CC33-3249>
ヴァイオリン協奏曲1番
サラサーテ、カルメン幻想曲
Violin: Itzhak perlman
Cond: Lawrence Foster
Orch: Royal Philharmonic Orch
1971年録音

何と言っても、カルメン幻想曲が素晴らしい。
濡れ濡れの艶っぽさのスリリングさの極め。
1986年にメータと再録しているが、無味乾燥。
ムッターの強烈さも良いが、、
諏訪内などまだまだ子供(2004年現在)
↓ <DECCA F32L-20316>
ヴァイオリン協奏曲1番
Violin: Boris Belkin
Cond: Zubin mehta
Orch: Israel Philharmonic Orch
1976年録音

レコードで聞いたときは、
オーケストラの重低音が、ド〜ン、ド〜ンと
気色良く鳴っていたのだが、、
CDになると、残響となり
歯切れが良いとは言えなくなった。


↓ <DGG 429786>
ヴァイオリン協奏曲1番
Violin: Gil Shaham
Cond: Giuseppe Sinopoli
Orch: New York Philharmonic
1989年録音


↓ <PHILIPS 446718>
ヴァイオリン協奏曲4番
Violin: Gidon Kremer
Cond: Riccardo Muti
Orch: Winer Philharmoniker
1995年録音


↓ <DGG 415378>
ヴァイオリン協奏曲1番、2番
Violin: Salvatore Accardo
Cond: Charles Dutoit
Orch: London Philharmonic Orch
1989年録音



↓ <RCA BVCC5058>
ヴァイオリン協奏曲2番
Violin: Salvatore Accardo
Cond: Elio Boncompagni
Orch: Rome Philharmonic Orch
1962年録音



 クラシック音楽に魅せられたのは、高校生の時、ステレオ録音が始まった頃である。
ブルーノ・ワルターがステレオ録音を始め、毎月新譜が出るのを楽しみにしていた、そんな時代である。

楽器としては、ヴァイオリンやオーボエの音色に魅せられたのも早かった。
ヘルムート・ヴィンシャーマン率いるバッハゾリステンの演奏会で、
ストラディヴァリウス、グアルネりの音色に魅せられたのが、決定的事件であったろう。

個人の心の震えが、そのまま手を通して、楽器を鳴らしている。
素晴らしきかな! V i o l i n

 伴奏も、ピアノよりも ギターの方が遥かに良い。 艶がある。
声楽の伴奏でも、ギターで聴くと、温かくなる。 消え行く残響のユレ、、また楽し 。

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