ラファエロのマドンナ

 ラファエロが好きなのは、安心して好きになれるからだ。 技量的には、ダ・ヴィンチやミケランジェロの方が上かも知れないが、彼らを個人と見た場合、正常ではない部分がある。 当時の芸術工房では当たり前だと言っても、稚児趣味やホモかも知れないと言うのは気持ちが悪いのだ。 高名な指揮者、ピアニストでも他人に対し気まぐれ、不遜、無責任なのは、尊敬できない。 基本が正常でないと、その才能に憧れると、こちらの性格も、正常でない部分が増殖してしまうのを恐れるからだ。 ラファエロ・サンツィオはまともだ。安心して好きになれる。

 私の観た主なマドンナ


71cm (1514年)
小椅子の聖母
ピッティ宮殿
 

84x55cm (1504年)
大公の聖母
ピッティ宮殿
 

107x77cm (1507年)
ひわの聖母
ウフイツィ美術館
 

122x80cm (1507年)
美しき女庭師
ルーブル美術館
 

113x88cm (1506年)
ベルヴェデーレの聖母
ウィーン美術史美術館
 

132x107cm (1507年)
カニジャーニの聖家族
アルテ・ピナコテーク
 

29x21cm (150?年)
子羊の聖家族
プラド美術館
 

215x158cm (1514年)
魚の聖母
プラド美術館
 


聖母子と髭のない聖ヨセフ
エルミタージュ美術館
 

75x51cm (1508年)
テンピの聖母
アルテ・ピナコテーク
 

71x53cm (1508年)
Alexandriaの聖女カタリナ
LondonNational ギャラリー
 

68x55cm (1514年)
幕の聖母
アルテ・ピナコテーク
 

68x48cm (1510-11年)
冠の聖母
ルーブル美術館
 

269.5x201cm (1513-4年)
システィーナの聖母
ドレスデン、絵画館
 

28.5x21.2cm (1508年)
エステルハージィの聖母
ブダペスト、西洋美術館
 

78.9x58.2cm (1508年)
コロンナの聖母
ベルリン、絵画館
 

88.5cm (1505年)
テルヌオーヴァの聖母
ベルリン、絵画館
 

29x21cm (1506年)
オルレアンの聖母
シャンティ、コンデ美術館

120x90cm (1511-12年)
ロレートの聖母
シャンティ、コンデ美術館

 マドンナ以外も素晴らしい。テーマを整理して、いずれ掲載する予定だ。


 見る予定のマドンナ


98cm (1511年)
アルバ公聖母
ワシントンナショナルギャラリー
 

58x43cm (1504-5年)
カウパーの小聖母
ワシントンナショナルギャラリー
 

81x57cm (1508年)
カウパーの大聖母
ワシントンナショナルギャラリー
 

   2003年GW、ラファエロ探訪(ドレスデン、ベルリン。ブダペスト)報告

   2004年GW、Chantilly シャンティイのラファエロ探訪

   2004年GW、やっと逢えた ラファエロ  ガラテアの凱旋 他

   KFKIラファエロ画像集 豊富な画像集(年代別)