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≪  タラベラ焼き探訪、プエブラ  ≫

PUEBLA,MEXICO
エルパリアン市場 Mercado El Parian
ARMANDO
URIARTE
HERNANDEZ TALAVERA


メキシコ・テオティワカン・アステカ・マヤ遺跡&民芸探訪 (1)
11/04/18〜11/04/25




プエブラのタルベラ焼きは、1500年代に、メキシコがスペインに征服された結果、
スペインの TALAVERA DE LA REINA から陶器職人が移り、制作が始まった。
もともと地元では、技術の高い陶器造りが根付いていたので、、
今では、スペインよりも有名な焼き物産地となっている。
現在では、URIARTE、ARMANDO、HERNANDEZ TALAVERA等 14の認定業者のみが
”タラベラ焼き”を名乗る事が出来るそうである。


私は、何故に突然、、メキシコ旅行を思いついたのか?
中南米のマヤ遺跡やインカ遺跡には、、昔から大いに興味を抱いており、関連書籍も多く読んでいた。
テレビのドキュメンタリー番組の録画も多い。
しかし、数年前に、52インチのハイビジョン液晶TVで見るようになり、細部までクッキリと見て取れ、
遺跡の壮大さも体感していると、、、高額な旅費を払って出かける必要性を全く感じなくなっていた。
現場に行ったって、知っている事を確認するだけである。 未知の発見の驚きは無いであろう。

ところがである、、、メキシコシティの紹介番組で、、土産物屋の映像で、、多彩なデザインの陶器が目に留まる。
ありふれた民芸品の域を越えているように見えた。  これは、、現地で探せば、、面白い物が発見できるやも知れぬ。
持ち前の好奇心がムラムラと湧き上がって、、、メキシコ行きが決定となった次第である。
マヤ・アステカ遺跡の探訪は、、、オマケである。  多分、、知っているレベル以上の発見は無いであろう。

↓  プエブラで、今回購入したタラベラ焼き  ↓


九谷焼きの要素や、、ヨーロッパ的な感性も 感じられるデザインである。 メキシコ民芸の域を出ていると思える。
直径28cmの大皿である。
陶器の赤い地肌に白い釉薬をかけ、その上に描いている。




↓  直径35cmの大皿  ↓


民芸らしいデザインである。



↓  直径21.5cmの中皿  ↓


上の直径35cmの大皿と同系統のデザイン、、裏のサインは同人物である。




↓  直径23cmの中皿  ↓


よく似た素材であるが、サインは別人。



↓ タイル 一辺 10.5cm ↓


タイルにはサインは入っていない。





↓ 詳細に筆使いを見ると、、、 ↓

繊細に流麗な筆使いであるが、、、マイセン磁器の様なレベルと比べると、、やはり大味である。




羊歯紋の強弱、、線描きの中の色付け等、丁寧さは感じられる。 点打ちや線描きの流も、ベテランの職人を感じる。





↓  皿のサイン  ↓

『 PUE.MEX 』 は タルベラ焼きのサイン
『 HECHO A MANO 』 は ARMANDO製 ?
PUE.MEX と 職人のサインは、タルベラ焼きの必須条件である。


鳥の大皿

35cmの大皿
中皿
中皿


以上、、、初めての土地で、、大急ぎで見つけて購入したもの。

ジックリと時間をかけて街歩きをすれば、、、もっと素晴しいものが見つけられるかも知れぬが、
ま、、初めてにしては、、良いものが見つけられたと、、満足している。
が、、、もっと高級品を求めに、、もう一度、、、と言う欲望も湧いている。


↓ トラナ焼き ↓
これらは、、タラベラ焼きではなく、、メキシコ市の北部に位置するトラナ焼き。
数十年前に日本で購入して日常に使用していた物。
此方の陶芸産地にも訪問したいものである。








今回、、歩いたのは、、エル パリアン メルカードのみである。
窯元 ARMANDOがある。 Mercardo El Parian
別の窯元 URIARTE にも行こうとしたが、 4 Poniente #911
大通りからは、車は通行止めとなっていた。
他に Manos Magicas 工房、 18 Oriente, 3 norte の情報も確認。





エルパリアン市場は、砂糖菓子の家の東に位置する。

↑ 砂糖菓子の家 と言ってもこれだけの事、、、期待はずれである。 右がエルパリアン市場の陶器店街 ↑



エルパリアン市場の民芸品店街





エルパリアン市場の中通り、南地区
雑多な民芸、土産物屋である。
エルパリアン市場の中通り、北地区

各部屋毎に、、画家が待ち構えている。



エルパリアン市場の表通りの陶器店街



デザインの多彩さは、、、予想を大きく上回っていた。 A店



↑ 明らかに土産物レベルのデザインもあるので、、自らの感性で、、妥協点を見出さねばならない。 ↓

B店




C店



店主の感性の違いが出て、、店毎に、、少しは個性が出ている。
素早く、、自分の感性に逢った店を見つけねばならない。


D店




E店




E店



E店 で購入して店長と記念写真を撮る客









エルパリアン市場の北端に、アルマンド工房がある。

工場とは言えない小規模の作業場がある。
おそらく、、本格的な工場は別にあるのだろう。

蹴ロクロ と 乾燥棚
ガス焼成窯
絵付けは厳ついオッサンであった。
筆などの道具類を見ても、、繊細さは微塵も感じられない。

やはり、、繊細な作業場は、、別にある筈だ。



参考:

マイセン磁器工場訪問記

自作品入選・京展


今回は、ARMANDO が中心であったが、 別の窯元 URIARTE は青の線描きの多い高級品もありそうである。
HERNANDEZ は、色彩が強烈、、、初めての体験で、事前の情報は限られていたが、、、
初めてのメキシコ訪問にしては、、許容範囲の満足を得られたと思う。

日本から、、適当な大きさのダンボール箱を複数持参して、、洗濯物をクッションとして、、破損を避ける準備はしていたので
無事に、、日本に持ち帰る事が出来た。  テキーラを3本もスーツケースに入れて、、22kgの重量、、、追加料金なしである。
機内持ち込みには、、木彫りの仮面が3体、、10kg と これもギリギリの重量であった。

価格は、
大皿 198ペソ
大皿 328ペソ
中皿 110ペソ
中皿  98ペソ
タイル 48ペソ
タイル 48ペソ
合計 830ペソ = 75US$ の言い値を、、70US$ Cash払いで購入。  約 5,950円 である。
メキシコ市内の民芸市場では、、破格の高値を吹っかけてくる。  プエブラでの安価で楽しいショッピングでありました。

C.F.
Talavera La Reyna
(Workshop)Camino a la Carcana 2413, La Carcana, 72810 Cholula, Puebla Tel. (222) 225 41 82 / 41 32
(Gallery) Lateral Sur 3510, Recta a Cholula, 72810 Cholula, Puebla Phone: (222) 225 40 58
Talavera Celia
Boulevard Los Pilares No. 2213. Col. Los Pilares. Puebla, Puebla Phone: (222) 321 28 04
Talavera Santa Catarina
Prolongacion 14 Oriente 1402 San Andres, Cholula Phone:(222) 247 66 14
Talavera de la Luz
Juan de Palafox y Mendoza 1413, Col. Centro, C.P. 72000, Puebla, Phone: (222) 246 12 15

Talavera Virgilio Perez (Facebook)
Phone:(222) 185 79 44
Talavera de la Nueva Espana(Facebook)
Av 2 Sur 2510, Carmen Huexotitla, 72000 Puebla Phone:(222) 243 88 90

Talavera de las Americas
Av. Morelos 218 Esq, 4 sur,San Pedro Cholula, Puebla Phone: (222) 261 03 67





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