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<美味い> を撮る

きらりの視線(7)写真集

美味、旨い、うまい、美味しい、おいしい、、、
「美味しい 」 と思って食べられるから、美味しいのだが、、
その情況で印象はマチマチ、、人それぞれ、、

気持ちよく食べられる、、
気持ちよく食べさせてくれる人達の存在が必須条件
これが意外と少ない、、形だけの接客、シェフの驕り、、、と
不満は tanto tanto 蓄積されているが
気持ちよく食べられるお店の記憶も何時までも残っている。

しかし、「美味しかった」という印象だけが残り
食べた料理の詳細は、僅かしか思い出せない。

毎週行くのだが、、その都度、新鮮に初めての料理が出てくる。
と言っても、高級珍味が日替わりで出るのではなく
普通の素材を、組合せ、盛付けを替えている。
シェフのやる気が毎日新鮮なのかもしれない。

1900円のランチメニューだから、週一回も贅沢ではない。
最初に出される アンティパスト が新鮮なので、思わず デジカメでカシャッ!
枚数が溜まったので、備忘の為に掲載。


前菜+選べる手打ちパスタ+魚or肉のメイン+ドルチェ (熱々のパン+コーヒ)
これで、1900円(税込み)

↑ 04-12-26 のアンティパスト
左下は、粟ヒエの穀類(アフリカ産だったか?)

↑ 05-01-04


↑ 05-01-16


↑ 05-01-22
カナッペの具はカタツムリ

↑ 05-01-29
アスパラの緑、卵の黄色、ソースの赤 と色彩の配慮とともに
冷たく滑らかな感触は快感であった。


↑ 05-02-05


↑ 05-02-11
自家製生ハムは厚切りで、噛む柔らかなボリューム感は贅沢

毎週、順番に撮っただけなのだが、、
食べる前に、作為なく無造作に撮ったものだが
美味しさのひと時を鮮明に思い出す。
『 Bella Rossa 』 京都、御池通高倉


別に、頻繁に行く店があるが、、
そこは、前菜、ドルチェは毎週、殆んど同じ
パスタ、メイン共に、もう食べたものばかり、新鮮味や意外性は皆無に近い。
こちらは、最近 足が遠のいている。


『 Bella Rossa 』 べラロッサの売り=生パスタ

パスタは全て手打ち、トマトソース、クリームソース等3種から選べる。
ボリュームは十分にある。

↑ 海老とキャベツ


↑ ソースが程よく絡まっている
↓ ソースが薄すぎ、片流れすると、見た目は非常に好くない。
(白いお皿と赤の対比が鮮やかなだけに、、、、)

↑ 魚のミンチ風と野菜だったか?

↑ 野菜と鶏


↑ 海老ときのこ


↑ 野菜

他人に紹介された他店のパスタの見てくれが良くなかったので
あらためて、ベラロッサの料理を見てみると
パスタは当然、殆んどの料理に、盛り付けの仕上げに
バジリコなのか振りかけてある。
これだけで、、料理が相当に映える。


手打ちパスタといえば、今までは、
単品で2〜3千円のものしか食べていなかった。
セモリナ粉の色と味、、それに噛み心地の良さは魅力だが
値段に抵抗があったけれど、毎週食べていると癖になる。

自宅でも、作るようになった。
セモリナ粉80gを卵1個でコネコネと
まな板の上で、包丁で細切り、、、
2度目からは完璧にマトモナものができたが、、
ソースまでは、まだ手が回らない。




↓ メイン料理 ↓

魚か肉か、、選べる














↑ 左上は かぶら


↑ バルサミコソースが甘味と芽キャベツの苦味がマッチ



↑ 鶏の赤ワイン煮込みだが、
圧縮し軽く焼いて底に敷かれたパンの感触がワインソースと絡み、
意外な美味に、、


華麗な前菜、ボリュームある手打ちパスタに
このメインが付いて、1900円なら十分に満足だが

まだドルチェが残っている。



この最後の ドルチェ なんだが
これだけが、ワンパターンのように思える。
ジェラートが付かないのもチョット不満だが、、
総合的には大満足。





















『 Bella Rossa 』 べラロッサ のお昼の1900円セットメニュー
何と言っても、2000円でお釣りが来る、、
メニューに変化がある、、行く度に期待感と満足がある。

食べ物屋というのは、直ぐに変化する、うつろい易い。
主任が代わっただけで、ガタガタになった店もある。
パート従業員が頻繁に代わり始めると、ドンドンと教育低下、、
シェフに驕りが出ると、てきめんに人任せの仕上げの悪い手抜き料理。

楽しめる 旬のリストランテ を見つけたら
大いに楽しもう、、そんなチャンスはそう多くない、、、


≪ 求めて26年目にやっと見つけたコーヒカップ 祥瑞 ≫


2月初めに、
ご機嫌のイタリアンの後、
大昔に、(1978年)
やきもの雑誌に載せられていて
欲しいものだと思いつつ
出会わなかった祥瑞手を
ついに見つけた、、五条坂で!

ご機嫌続きである。
祥瑞手の珈琲カップ、湯のみのウンチクを別掲する気になった。


ご機嫌で通う店もあれば、、
半年間 3回目で飽きてしまった店もある。


母親が入院している介護病院の帰り道に、トンネルを出た所に ← のような建物が目に付いていた。
カンバンは見えないから、何屋かは判らないが、雰囲気的にはレストランなので気になっていたのだが、、夫婦で見舞いに行った帰路に思い切って、前に車を止めて、確認。

フレンチレストランであり、、空席アリ。
狭いが、2階は感じの良い造り。
お昼のメニューは1種類のみで選択の余地なし。
値段は不明、、、、、、、
冷製スープ、前菜と期待以上の料理、、、

接客態度は、、少しラフだが、、それが反ってアットホームに感じられた。

メインは、魚 and 肉 と共に付いてくる。  ここで、、値段が気になりだした。
魚はソースまで繊細で美味、、、
神戸牛は、、Best には程遠いが量は確保。
1人5000円か、、夫婦で1万円の昼食、、
何の記念日でもない、、建物が気になっただけなのに、、

デザートは、数種類から選べる。 ←↓↓
美味しくて量もあり満腹、、
気になる値段は、3800円×2=7600円、、、、ま、許容範囲であった。
この店は使える、、、と満足。

宝塚、逆瀬川の Aubergine オーベルジーヌ

2〜3ヵ月後、身内6人で、予約してニギニギと会食。
この2度目もほぼ同じパターンだったが、あまり気にはならなかった。

娘夫婦が年末に帰省するので、どこかに連れて行かねば、、と3回目。

ここでもやはり、同じパターンなので、、
新鮮味はなく、心の高揚が全くない。
肉質が Best でないのが不満に思えてくる。
そうなると、少しラフな接客が、、乱暴で不遜に感じられてくる。

創る方は毎日変わらず真面目に仕事をしているのに、、、客は気まぐれである。
いつも同じだと、飽きてしまったのである。 僅か3回目で、勝手なものである。




美味いかそうでないかは、雰囲気次第、、気分次第
↑ 前菜と手打ちパスタのみ、メインは無し。 ↑
不味くはないのだが、、もう一度来ようとは思わなかったのだ。

Daniel's 、、、先の Bella Rossa の本店である。
カジュアルを目指している店なので、大人が行くべきではないのかもしれないが、
内装、接客態度全てがカジュアル、、、
盛り付けも、ピリッとしない、、スパゲッティも熱々ではなく、、、
僅かな緊張感の違いが、大きく結果を左右している。


この店の向かいの Chiasso きあっそ
数店舗展開するチェーン店だが、、

1度、夜に入って驚いた。
↑ 前菜が大きなお盆に乗せられて各テーブル一杯に、、 ↑
これだけで満腹に、、、
デザートもコーナーで自由選択とご機嫌であった。
(パスタ、メインはマアマア、、特評ものではない)
お昼はどうなんだろうか??


他人に Bella Rossa を紹介したら
私はここに行っている、と 四条河原町の パステリア Hiro を紹介される。
紹介されて無視するのは礼儀を失すると、行ってみた。
タラバガニの手打ちパスタ。 ドルチェ付き。
盛り付けに全くメリハリがなく、食べていて侘しくなる。

食後に気が付いたのだが、、
東京、南青山のリストランテ Hiro の姉妹店だそうだ。
なんと! 私が2番目に腹の立つ不愉快な店であった。
知っていれば来なかった。

一番目に不愉快なのは何処かと言うと
Divo-diva である。 移転する前の話。



ここ半年で体験したリストランテを思い出して見ると、、


■ リストランテ イタロ (大阪京町堀)
気持ちの良い接客なので、2週続けて行って見たが、
2度ともメニューが地味過ぎた。 家庭料理の延長上なので、全く刺激がない。

■ リストランテ ベリーニ (芦屋)
朝日新聞の第一面に、大学教授のベタホメ紹介で載っていたので、夫婦で行く。
高級感のあるシチュエーションなので期待は大きい。
満席なので、前の駐車場で待っていると、コック見習いが、イヤイヤ働いている風体で出てきたので、チョット不安がよぎる。
お昼のメニューは 2800円で、1500円+でオマール海老のスパゲッティに格上げ。
席が真ん中で落ち着かなかったせいか、、、全てがありふれていて写真も撮らなかった。
夫婦とも、値段だけのものはない、、との評。

■ ラ カンパネッラ (大阪西天満)
数年ぶりに行って見た。
小さな店なのに相変わらずのキチッとした接客で好感だが、、料理も相変わらずの平凡さ。

■ ビスコンティ (西宮)
名前にひかれて3回行き、昼メニューを一通り食す。
カレー風味のパスタなどアレンジが個性的だが、馴染めなかった。

■ ポルト アマーレ (東京新宿)
全くありふれた凡店。
お昼3000円なのだが、短期養成のスタッフが気迫無く働いているだけ、、、、

■ ルラション (京都)
楽しみにしていたベラロッサが、朝から貸切で、食せなかったので、、
仕方なく、、タマタマ目に付いたフレンチを、新規開拓するつもりで入店した。
1575円のフレンチ

↑ 鴨肉と胡桃だが、、スジが太くて噛みごごち悪

↑ 鯛、、、ソースがありふれていた
何と言っても、、満腹感がない。


★ 気楽なフレンチ昼食なら
2条橋のカフェ・リュイソーが良い。
2600円のおまかせは、、
本店フレンチ OGAWA の素晴しいメニューが気楽に楽しめる。
ただ、やはり満腹感はない。
2度目には、スパゲッテイを前菜に追加したが、、
ノビノビのヒドイスパゲッテイが出てきた。
やはり、、専門外なのか、、、(画像もあるが、半年以内ではないので省略する)


★★ 2月6日に親族が集まり、行事終了の後 ★★

適当な会食場所を思いつかないので、梅田の新名所で新たな体験を、、と
西梅田のハービスなんとかへ。
あっちだこっちだと飲食店を見たが、どこもかしこも落ち着きのない店ばかり、、
ナンじゃここは! と呆れ果てて、、ホテルなら高級だろうと ヒルトンホテルへ

ここも、イーストだ、、ウェストだとかで落ち着かない。
気が進まないまま、、ヒルトンプラザウェストの <イル ピノーラ>で1時間待ち。


■ イル ピノーラ

私はカメラを持参しなかったので、妹に撮影依頼。

↓ 昼 4000円 のコース ↓

白身魚で巻いた野菜サラダ

イイだこのフィトチーネ、、、少量
ありふれた牛肉
ヌーン、、、刺激がない
ベラロッサの1900円メニューが基準になるので、
4000円でこの程度の料理を出されると、、
 「暴利だ!」 と叫びたくなる。
おまけに、、水が有料、、500円なんである。

材料費のかかっていない手抜きの内装、、年季の入っていない接客係り、、、と 高級感は皆無であるのに、、
それでも満員で1時間待ちなのだから、、ブランド志向の人種を対象に商売すれば、楽々儲けられると、、

場違いな領域に踏み込んで、反省シキリ

↓ 2500円 のコース

地道に稼いだ我がお金、、、自分の向上の為に使うのは楽しいものだ。

「調度品など内装が素晴しい!」 「こんな調理法があったのか、、」
「盛付けのセンスが刺激的、、、」 「細やかな心遣いが気持ちが良い、、、、」 etc と、、
それなりの得るものがあれば、高額であってもリピーターになれるが、、、

ビルの開発・維持費の巨額さや、それを負担するテナントの費用のみならず、
オーナーや現地社長の驕り高ぶる私生活の為に、割高な支払いは不愉快だ。


これでも、恋人同士で、話が盛り上がれば、些細な出費なんだろうが、、、

毎週 1〜2度はリストランテに (リーズナブル価格でも) 通っている身にとっては
刺激的な個性を感じさせてもらえないと、愚痴っぽくなる。


まじめにフライパンをゆすっている人の料理には、明らかにメリハリが感じられる。

毎日毎日、同じ事を繰返してしると、、明日も同じ繰返し、、

一品毎に緊張感が無くなるのは理解できるが、、

<緊張が当たり前、乱れる事は無い>というのが一流と凡との違い。

日々がんばらねば、、、、、、


2004年10月〜11月の 『 Bella Rossa 』 の料理写真掲載

2006年4月に7回も楽しんだ逆瀬川のオステリア・エルベッタ


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